学科紹介

本学科の目指すもの

知能メディア工学科は、音・画像、人工知能、情報デザインで「リアル」を超えたコミュニケーションの実現を目指しています。みなさんはソフトバンクのpepper をご存知でしょうか?感情を認識できるパーソナルロボットです。ロボットと感覚や感情を分かち合いながら一緒に暮らす日が、もうそこまで来ています。災害救助や介護のためのロボットは自由自在に動ける能力が重要ですが、家の中で一緒に暮らすロボットにもっとも大切なのはコミュニケーション能力です。知能メディア工学科が取り組んでいる音・画像、人工知能、情報デザインの研究を進めていけば、家族やペットと同じようにリアルに、あるいはそれ以上の感覚や感情が生まれるようなコミュニケーション能力をもつロボットやコンピュータを創ることも夢ではありません。近い将来、下のようなことができるようになるでしょう。このような、おもしろくて新しいものにチャレンジしている知能メディア工学科で未来を一緒に創りませんか?

6つの目標

音声コミュニケーション
ロボットやコンピュータがヒトの話しを理解するだけでなく、好みの声や誰かにそっくりな声で話しかけてきたり、歌ったりしてくれる
3D音響・画像によるバーチャル・リアリティ
自宅にいるロボットやコンピューターがオリンピックやコンサート会場の音と映像を3D高精細再生することで、その場にいるような興奮を伝えてくれる
環境認識
ヒトの感度を遥かに超えるレベルで環境やモノを認識し、常に快適で安全な状態に保ってくれる
人工知能とビッグデータ解析による知識の創出
ひとりひとりの個性や、本人も気づいていない潜在意識を掘り当てて、必要な情報を与えるだけでなく、新たな自分を気づかせてくれる
楽しいコミュニケーションのデザイン
人と人、人とコンピューターやロボットのやりとりを見える化し、楽しいコミュニケーションにしてくれる
使いやすさを超えた魅力的なユーザー体験のデザイン
ユーザーの体験を調査し、製品やサービスのデザインを提案することで、使いやすさを超えた満足感や安心感、魅力的な体験をあたえてくれる

本学科の3つの領域

メディア工学領域

メディア工学領域

本学科の目指す「リアル」を超えるコミュニケーションを創りだすために、現在の水準をはるかに超える音響・映像の3次元再生技術とその伝送技術、ロボットと人間の高度なコミュニケーションを支える音響・映像の認識技術が必要不可欠です。そのための本領域では、音響・映像の物理的特性や視聴覚を中心とした人間の知覚のメカニズム、高度な信号処理技術を理解することを目的とした「音響工学基礎/ 応用」、「音声工学」、「画像処理基礎/ 応用」などの科目が開設されています。さらにこれらのの複数の講義を通して身につけた知識・技術の高度な応用を学ぶ「バーチャルリアリティ」や、実体験を通じて学びを深化させる「メディア工学実験」などの魅力的な科目が揃っています。

知識工学領域

知識工学領域

人間のように思考することができる人工知能を応用しビックデータを解析することで、今までは知り得なかった新しい知見・知識を得ることができるようになってきています。そのため本領域では、データや情報から知識をどのように表現し創出するのかを学ぶ「人工知能基礎」、「知識工学」、「機械学習」、「データマイニング」や、データ・情報・知識をどのように流通・蓄積させるかを学ぶ「コンピュータネットワーク」、「データベース工学」などの科目が開設されています。さらには、これらの講義を通して身につけた知識・技術の応用例を学び体験する「ネットワーク・データ工学実験」、「ネットワーク・データ工学応用」などの科目がそろっています。

情報デザイン領域

情報デザイン領域

これからの社会やユーザーに「使いやすく魅力的なモノやシステム」を提供できるデザイン能力を持つ人材が求められています。そのためには、先進的な技術と情報デザインの学びが不可欠です。ユーザーを理解し、大胆な発想でアイデアを具体的なカタチにし、先進的なデザインを作り出します。そのため本領域では、デザインの基礎知識を体験的に学びます。次に、総合的なデザインスキルを身につけるために「情報デザイン基礎/応用」、「人間中心設計」、「デジタルファブリケーション」などの科目が開設されています。さらには、先進的なデザインの学びを体験する「テクノロジーアート」、「フィジカルインターフェース」、「ユーザエクスペリエンスデザイン」などの応用科目もそろっています。

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